第14回機械要素技術展出展のご報告

弊社は第14回機械要素技術展(東京ビッグサイト6/23~25)に出展しました。展示会来場者数約85,000人(併設:設計・製造ソリューション展、3Dバーチャルリアル展)という活気ある展示会となりました。当ブースにも多くの企業様が訪れ、からお聞かせ頂いたご質問や印象等を含め、展示内容を紹介致します。

出展ブース風景と内容

(表面処理・改質ゾーンにて出展)

 
 

主な出展内容

 

ステンレスの黒染め

・黒色酸化皮膜による意匠性及び機能性の向上をご説明させて頂きました。

レーザーマーキング

・独自のブラックステンレスとの相性で他に類を見ない新素材としてご説明させて頂きました。

ブラックコイルの販売

・用途やサイズなど、貴重な生の声をお聞かせ頂きました。

ステンレス電解研磨

・電解研磨による機能性の向上や意匠性の向上、また、事例などをご説明させて頂きました。

 

ステンレス電解発色           (スーパーブラック)の意匠性

“めっきでも塗装でもない”ステンレスの“黒染め”電解発色法(スーパーブラック)。極薄膜である黒色酸化皮膜の特徴を活かし、多様なデザイン性を求める業界に
ご提案しました。
金属感を残した漆のような艶と深い色合いを持つ
鏡面黒色ステンレス“ピアノブラック”
HLやエンボス加工など表面加工を活かした
黒色ステンレス材料
新技術:スーパーブラックステンレス材への
レーザーマーキング

   
 

ステンレス電解発色              (スーパーブラック)の機能性

1μm以下である黒色酸化皮膜は
寸法精度に狂いが生じない
光反射防止効果を求めたステンレス黒色化に最適(10μmのステンレスエッチング箔に対応します)
ステンレス素材の数十倍の耐食性
熱輻射率の向上、熱伝導の向上
という様々な機能性を付与します。

 

 

ステンレス黒発色コイル材         用途開発パートナー募集

現在開発を進めていますステンレス黒発色コイル材の用途、サイズ(板厚・幅)や機能へのご要望をお聞かせ頂きました。今後の開発に活かし、良きパートナーとして

 

ステンレス電解研磨・化学研磨

エッチング加工やプレス加工による微細なバリの除去、切断面平滑化や機械加工後の洗浄効果、除染性の向上など機能面についてご説明しました。精密部品関連・半導体関連食品関連など、様々なステンレス部品に合わせたクリーン技術を紹介させていただきました。

   

【当社ブースへの質問や印象】

 

■黒染め”スーパーブラック”の意匠性について

   ・塗装やめっきでは出来ない金属感がある黒色ですね。
   ・レーザーマーキングされたスーパブラックは他に類を見ないデザイン性ですね。

   ・外観でピアノブラックのような質感は、他には無く非常に興味があります。

   ・塗装に変わる代替として興味があるお客様もいました。

■黒染め”スーパーブラック”の機能性について

   ・光学部品への光反射防止効果を求めているため”つや消しの黒”の要望が多数ありまし 

    た。

   ・光学部品の寸法精度は非常に厳しく、その点膜厚1μ以下であるので安心ですね。

   ・酸化皮膜だから不純物が含まれていないため(無機質)、クリーン技術に活用できそう。

■ステンレス黒発色コイル材

   ・すでに表面処理(黒色酸化)された材料なのでプレス加工後に付加価値のある
    部品になるのは魅力を感じる。
   ・”黒”の用途は今後増える印象があるので、プレス加工用コイル材として今後検討

     したい。
■ステンレス電解研磨・化学研磨
   ・機械加工では困難な複雑形状に対応するバリ取り技術として興味がある。
   ・電解研磨は利用したことがあるが、ここまで微細且つコントロールできる技術とは
    知らなかった。

 

これらの技術内容や製品販売に関して、ご質問ご提案がございましたら「お問い合わせ」のページでお問い合わせしていただけますよう宜しくお願い致します。