| ステンレスの表面は元来クロムを主成分とする透明な不動態皮膜(酸化皮膜)に覆われています。この透明皮膜の厚さを1/100ミクロン単位で成長させてゆくと光の干渉によってステンレス表面は様々な色をかもし出し始めます。この発色皮膜は非常に薄いことにより、塗装やめっきと異なり素材の表面状態を損なうことなく、また寸法精度も変えることなく色鮮やかなものに仕上げることができます。また酸化皮膜の成長によりステンレス本来の耐食性をさらに向上させる役目も持ち合わせています。 |
ステンレスは表面にごく薄い酸化皮膜(不動態皮膜と呼ばれ厚みは50Å【1000分の5μm】前後)があるため錆びにくいことはよく知られています。この酸化皮膜が0.1μm前後以上に成長すると色が着いて見えます。たとえばステンレスの溶接目付近に見える茶色・青や黄・赤の変色がそれです。溶接目の変色は強烈な熱と空気中の酸素によって酸化皮膜が成長した結果ですが、この酸化皮膜の成長を電気的または化学的に起させその皮膜の厚さによって様々な色に表現させるのが電解発色・化学発色です。ではなぜ酸化皮膜が成長するだけで様々な色が出るのでしょうか。以下にその原理を説明します。
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塗装やめっきをした場合、下地金属の美しさを損なう恐れがあるのに対して電解発色法および化学発色法はステンレスの金属感をそのままに、表面に色彩をつけることによって色鮮やかな、また温かみのあるステンレス素材にするという特徴をもっています。
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用途別事例 |
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さらにこの発色法は光沢の美しい仕上がりになるだけでなく下地金属が自ら成長させた皮膜(不動態皮膜)を形成させているため非常に優れた耐候性を持っています。
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